守り伝えてきた伝統の味わい
今より千年もの昔。
天武天皇の皇后が四国・道後へ湯治に訪れた折、
名刹東光院西法寺にて
病気平癒の祈願をされたところたちまち全快され、
その礼にと天皇から賜った名桜が
「薄墨桜」であると伝えられています。
「薄墨羊羹」は、
その名桜に因んだ松山銘菓として
広くご賞味いただいています。
松山銘菓として親しまれております
羊羹の名称は、
当初は桜羊羹であったのが、薄墨桜羊羹となり、
幕末頃に当代の中野喜十郎によって現在の薄墨羊羹へと改称。
以来、伝統の技を受け継ぎ、
大正8年、全国菓子大博覧会で最高の名誉大賞牌を受賞。
昭和52年の博覧会では、
その年に新設された最高賞である名誉総裁高松宮賞を受賞するなど、
全国屈指の銘菓として名声を博しています。